マチのおはなし

革のまめ知識

笹マチ、通しマチ、いろいろあるマチ

お財布や名刺入れを選ぶポイントには素材やデザイン、カラ―など、それぞれ判断基準があるかと思います。

その中でも収納面や機能面を重視する方は、マチも注目して頂ければと思います。

KAWANOWAで取り扱っている革小物やお財布を例にとって、マチの違いをご紹介していきます。

 

1.笹マチ

マチを横から見た時に、底に行くにしたがって、細くなっているマチになります。笹のように見えることから、笹マチと呼ばれています。

笹マチの財布や名刺入れは中身を入れても、厚みが出にくく、スタイリッシュな見た目が特長です。

スーツの内ポケットにいれるお財布などは、笹マチのものが良く見られます。

2.通しマチ

通しマチは、底の方にもマチがあるものを指します。通しマチの特徴は何といっても収納力。名刺の出番が多い、営業の方や、ショップカードなど名刺以外のカードを入れたい方など、容量が欲しい方におススメのマチになります。

個人的にはサブの名刺入れは通しマチの名刺入れ、打合せに必要な枚数の名刺は先ほどご紹介した、笹マチ(もしくはマチ無し)の名刺入れと使い分けています。

 

3.風琴マチ

マチの部分が、風琴=オルガン、アコーディオンのように、ジャバラの形になっているマチになります。

名刺やお札が入る箇所が外側に折れているため、収納する際に、マチにぶつかることがなく、スムーズ。収納量に応じて、マチが伸び縮みするので、収納+機能を兼ね備えたマチです。

キップ水シボ隠しミシン風琴マチ名刺入

 

4.函マチ

ボックス型の小銭入れで使われるマチの形です。小銭入れを閉じる際に、小銭がこぼれないように、蓋の役割もかねています。

 

以上、色々なマチをご紹介いたしました。

 

マチ無しタイプのものは、よりスリムでスタイリッシュな製品のイメージがありますが、革の素材(張りや柔らかさなど)しっかり容量があるものもたくさんあります。

自分の好みの形を探してみるのも面白いかもしれません。

 

もうすぐ新年度になります。

新たに名刺入れや、お財布を探す際の参考になさって下されば幸いです。

 

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