台北(台湾) ハンドメイドイベント「Connect Asia(愛手創)」に参加してきました!part3

KAWANOWAさんぽ

台湾のハンドメイドイベント「Connect Asia(愛手創)」
今回はイベントをとおして、台湾の革を探っていきます!

前回までの記事はコチラからどうぞ!
part1
part2

台湾での革アイテム傾向

さて、台湾での「革もの」はどうかというと…。
こちらでもレザーアイテムを品揃えするブランドは5、6ブースありました。

大きなバッグは単価が高くなってしまうので、比較的リーズナブルなプライスのスマホケース、ポーチ、がま口などが主流です。本格的な長財布などはあまり見かけませんでした。
日本からのブースでも、革小物や財布を提案している所も多く、こちらにはあまりない、きれいめなテイストが目立ちます。

また「キャッシュレス化」が進んでいるとはいえ、中国本土よりもまだ現金のやりとりは主流です。日本くらいのレベルかなと。
手作りなのでクオリティはそこそこですが、台湾ではキレイに丁寧に仕上げられたものよりも、“ちょっとゴツゴツ”、そして革アジのある“ナチュラルテイスト”が人気です。

日本よりも気温と湿度が高いので、革バッグだと手入れが大変、またカビが生えるといったデメリットも感じられているようです。相変わらず「アネロ」の口枠リュックもたくさん見かけました。

ですが、少しづつおしゃれな人が増えている台湾では、革のポシェットなどを斜め掛けする女性などもチラホラ。確かに、日本のナチュラル系バッグブランドが台湾で人気を博していることも、プレスの方から伺ったことがあります。
一部の富裕層の人は、ブランドものを持ってはいるけれど、まだまだ一般的な方にとっては身近で使いやすいナチュラル系が人気だということも頷けます。

また革靴も少ないながら出展され、イギリスで勉強してきたという女性が親子でお揃いのシンプルなサンダルを提案していました。パンプス類は、丸みのあるシルエットで1枚仕立ての軽いタイプ。ヒールは低め、歩きやすさがポイントのようです。

 

日本と台湾をシームレスにつなげる場

主催者の方のご意見も伺ってみました。

「観光だけでなく、ビジネスやコンテンツでの交流が盛んになってきた『日本』と『台湾』。けれど、個人での交流に関して言えばまだまだ少ないのが現状です。
お互いの国のクリエイターの作品を、ECサイトを通じて購入することは容易になりましたが、製作者とお客様が直接交流しながら、販売・購入する機会はなかなかありません。今回のイベントは、そんな両国の想いがたくさん詰まったものにしたいと思っています。」

とのこと。

ひとつの会場の中で日本も台湾もシームレスに繋がったことで、より一層理解も深まっているのではないかと感じます。

みなさんに、出展料や渡航費など“台湾での出展”という低くないハードルを越えてまで参加する理由を尋ねると、「台湾の方々の楽しさや温かさ」や、「真剣なまなざしで見にきてくれるお客さん」など、何か日本にはない大きな魅力があるからこそだと口々に仰っていたのが印象的でした。

お互いに言葉はできなくても、ものづくりという「好きなこと」で繋がっているのであれば、コミュニケーションの問題はたいして大きくないのだと改めて実感しました。

日本のものづくりを知るうえで、海外のものづくり事情を理解しておくことも重要になってきました。少子化が迫りマーケットがシュリンクする日本では、これからのものづくりの在り方も変化していく必要がありそうです。

 

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◆参考資料
Connect Asia https://www.facebook.com/IsHands.asia/

 

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KAWANOWAは、「革とオトナのいい関係」を作っていくサイトです。
革についての知られざる知識あれこれを、これからもお伝えしていきます。また次回もお楽しみに。

文責: CHIENOWAコミュニケーション 川崎

川﨑 智枝(かわさき ちえ)。CHIEnoWAコミュニケーション 代表。
1991年、靴・バッグ業界において唯一の経営コンサルティング会社、「アジアリング」入社。
20年弱で全国の靴バッグ専門店・小売店へのべ2,000店を取材。バッグ業界専門コンサルタントとして
のべ約250社のクライアントに実施。
2005年、コーチ・トゥエンティワン(現コーチA)のコーチトレーニングプログラム(CTP)終了。
業界内でスタッフ・マネージャー研修、営業マン研修等を実施。著書「靴バッグ 知識と売り場作り」。
研修コーチ、服飾雑貨MDプランナー、webマガジン「B.A.G. Number」編集長として独立。