【職人コラム】「石井猛雄」ブランドをつくる職人の横顔 アトリエからの便り 2019年11月18日 by サトー みなさまこんにちは。 株式会社サトーの代表取締役、佐藤晃一郎です。弊社は昭和27年の創業で、国内生産とハンドメイドにこだわり続けて、私が3代目になります。 最近ではハンドバッグ職人の「石井猛雄」とタッグを組みで、高品質の革ハンドバッグのラインナップを作っています。 シュリンク革やオーストリッチの型押しなど、柔らかさにこだわった素材に、職人ならではの縫い目の端正な仕上りが自慢です。 好きなカラーの表側と裏地を選べる「カラーオーダー」も、KAWANOWAサイトで展開しています。また軽量で使いやすいリュックも製作しました。シックなメッシュ素材が幅広い年代に支持されています。 実は石井猛雄氏とは40年来の友人でもあり、仕事でもプライベートでも何かにつけてサポートし合ってきた存在。彼も小さい頃は蔵前界隈に住んでいて、よく一緒に遊んでいましたが、最近は台東区から引っ越してしまいました。 ただ彼は、“生まれ育ったこの町に恩返しがしたい”と、浅草橋と蔵前駅の間に位置する、氏神さまの「第六天榊神社」のお祭りには、彼は毎年必ず参加しています。 地元の子供たちに楽しい思い出を残してやりたいと考えて、お祭りを取りまとめる「青年部部長」という役を買って出ています。ちょうど5月にその祭りがあったので、石井氏の活躍を撮影してきました(笑) 職人らしい手先の器用さを活かして、御神輿を組み立てたり、ほころびを直したり。さすがにこまかい所にもよく気が付くのは感心します。 ミシンを踏む作務衣姿だけでなく、祭りの法被もよく似合っています。(左から2番目) 御神輿は車を止めてゆっくり進むので、進行には格段の注意をはらう必要があります。みんながかつぐ御神輿を見守る石井猛雄氏。 一段落して、少しほっとしているのでしょうか。緑の着流しも似合います。 普段はミシンを踏む真面目なハンドバッグ職人ではありますが、ふるさとに戻って地元で活動する横顔も知っていただけると、私も彼も嬉しく思います。 以上です。